パレット豆知識
「パレット」とは、輸送や物流などに使用し、工場やトラック、コンテナ、倉庫等での荷役作業を扱いやすくするためのものです。運搬の際には、パレットに荷物を載せ、穴のあいた部分にフォークリフトやハンドリフトの爪を差し込んで持ち運びます。 最近は木製パレットも多いですが、プラスチックパレット、スチールパレットも多く利用されています。
輸入パレット
当社は韓国製プラスチックパレットの正規代理店です。国内パレットメーカーと比較しても品質・コストパフォーマンスは優れています。
様々の業界に実績がありますが、最近は飲料関係に多くご利用されています。ワンウェイ用途に限らず、自動倉庫・通いパレットと品揃えは豊富です。納期も1~2週間と心強い点があります。
納入のイメージは、韓国から40fコンテナにて出荷し、最寄の港を経由し御社工場渡しとなります。勿論、通関手続き等は弊社で対応致します。
これからは安価な韓国製プラスチックパレットの時代です。
木製パレット(木パレット)
「木製パレット」または「木パレット」と呼ばれています。古い伝統を持つパレットであり、十分な強度や耐荷重量を持ち、生産・廃棄にかかるコストが低いといった総合的なバランスの良さからも多く利用されています。特に、一部が破損した場合においても修理が容易である点は他の材質に無い大きな長所です。
しかし、木製パレット(木パレット)は、湿気には弱いという難点があります。木材資源としてリサイクルすることもできるが、防腐剤が使われていることがあるため、一部の国では焼却処分(燃料としてのリサイクルを含む)が禁止されています。
また、近年では害虫(幼生・卵含む)が木製パレット(木パレット)内部に存在したまま国境を越え、深刻な環境破壊をもたらしているというご指摘から一部の国ではポプラ、合板、もしくは燻蒸等殺虫処理をしたもの以外の生木製パレット(木パレット)を使用した物品の輸入を禁止されています。
使用済みの木製パレット(木パレット)を廃棄する場合、法律上は産業廃棄物ではなく家庭ゴミと同じ一般廃棄物として扱っています(一部の業種を除く)。
しかし、当該木製パレット(木パレット)は市町村で処理ができない場合、一般廃棄物処理業者が少ないために合法的に処理することが困難な状態に陥ることがあり、問題となっていました。
そのため、木製パレット(木パレット)については2008年4月1日より、他の事業系一般廃棄物とは切り離して産業廃棄物として扱うべく法改正が行われました。
プラスチックパレット(樹脂パレット)
プラスチックパレット(樹脂パレット及びプラパレ)とも呼ばれています。木製パレット(木パレット)と比べ強度や耐荷重量に優れ、破損が少ないのが特徴です。その強度を活かし、リフトアップ用の穴が4方向に設けられたものも多く見られます。
破損してしまった場合の再生は困難であり、産業廃棄物として廃棄せざるを得ないという欠点があります。
プラスチックパレットは衛生面では他のパレットと比べ群を抜いています。
金属製パレット
金属パレット及びスチールパレットと呼ばれる。鉄やアルミニウムで作られたパレットで、強度・耐荷重量面での優秀さは群を抜いています。
コストの高さ、パレット自体の重量による運用の難しさなどから、一般にはあまり使用されないパレットです。
アルミニウム製のボックスパレットは、医療関係の物流で見られます。また、航空輸送においてもアルミ製のパレットが使用されることがあります。
スチールパレットは自由設計に優れたパレットです。
紙製パレット
「紙製パレット」または「ダンボールパレット」と呼ばれています。主にボール紙で構築されるパレットです。
耐荷重量は低いわけではありませんが、紙製なので強度は非常に低く、使い捨て(ワンウェイ)を前提として運用されています。
紙製ならではの廃棄・リサイクルの容易さは特筆に価するものがあり、環境保護の観点から敢えてこのパレットが採用される場合もあります。
オーストラリア向けの貨物に使用されたこともあります。